50・60才台の方や退職前後の方など、現在現金を主とした資産を今後どのように運用した方が良いか悩んでいませんか。
まさか、安心だからと言って利子がほどんど0に近い銀行などの預貯金に預けていませんよね。!!
最近の円安、石油や穀物類の高騰などによる影響で物価高による日本円の価値が下落等、保有資産が目減りして不安ではないでしょうか。
この記事では、老後生活資金をある程度確保した上で、退職まで地道に貯蓄した余裕資産を減らすことなく高配当投資を中心としてインデックス投資も組み合わせた二刀流で再現性のある資産運用結果を公開しています。
昨年2021年6月から投資を始めて約1年たちました。投資金額は1,225万円。
投資先として、メインは高配当ETFのVYM、配当王・配当貴族中心の高配当個別株及びS&P500指数連動の投資信託とVOOです。
株価下落している中、投資額に対するリターンは15.88%、円安効果もありまずまずの成績です。
米国株相場
上記の米国の主要株価指数をみてもわかるように、GAFAMなどの成長分野の会社から構成されているNASDAQはやはりインフレ懸念からの金利上昇の影響を受けて今月の騰落率は▲3.6%と大幅に下落しています。
その中で、VYMは金融セクタを主力セクタとし、不況下でも顕著な業績を上げるヘルスケアや生活必需品セクタ上位3セクタで約45%を構成しており、のきなみ株価下落しているなかで、騰落率はなんと3.2%%のプラスを達成している。
5月期の米国市場 主要指数の騰落率
株価指数 | 騰落率 |
VYM | 3.20% |
NYダウ | -0.20% |
S&P500 | -0.60% |
NASDAQ | -3.60% |
2022年1月~5月までにおける主要株価指数の騰落率
株価指数 | 騰落率 |
VYM | -1.20% |
NYダウ | -9.80% |
S&P500 | -13.90% |
NASDAQ | -23.70% |
今年になってからの米国の主要株価指数の推移をみても、昨年まで非常に好調であってGAFAMを中心とした銘柄・セクタはS&P500で▲13.39%、NASDAQに至っては▲23.70%となっている。
その状況下で、VYMは▲1.2%にとどまっており、大幅な株価下落を回避できていることがわかる。
約1年間通して、株式投資をしてきましたが、このような株価下落局面になった時に感じたこと。
- 悲観して狼狽売りしない。
- チャンスと思い、コツコツを株を積み立て
投資の勉強するうえでのバイブルを1冊紹介します。
両@リベ大学長の「本当の自由を手に入れる お金の大学」です。
運用成績
投資額 | 評価額 | 評価損益 | 評価損益率 | |
2022年4月末 | 12,141,584 | 14,046,166 | 1,904,582 | 15.69% |
2022年5月末 | 12,251,088 | 14,196,959 | 1,945,871 | 15.88% |
差額 | 109,504 | 150,793 | 41,289 | 0.20% |
配当金(当月) | 9,164 | 9,164 | ||
配当金(累積) | 137,743 | 137,743 | ||
評価損益合計 | 12,251,088 | 14,334,702 | 2,083,614 | 17.01% |
今月の投資実績は、
・今月は、定期購入のみ実施
eMAXIS Slim(S&P500):50,000円
VYM :50,000円
・配当金は、来月にVYMに再投資
投資実績内訳
投資区分 | 投資額 | 評価額 | 損益 | リターン(%) |
eMAXIS Slim(S&P500) | 1,100,000 | 1,138,487 | 38,487 | 3.5 |
(前月比) | 50,000 | 38,696 | -11,304 | |
VOO | 1,943,902 | 2,101,361 | 157,459 | 8.1 |
(前月比) | 0 | -52,853 | -52,853 | |
VYM | 6,194,166 | 7,249,666 | 1,055,500 | 17.04 |
(前月比) | 56,038 | 141,365 | 85,327 | |
高配当個別株 | 3,013,020 | 3,707,445 | 694,425 | 23.05 |
(前月比) | 3,466 | 23,585 | 20,119 | |
合計 | 12,251,088 | 14,196,959 | 1,945,871 | 15.88 |
(前月比) | 109,504 | 150,793 | 41,289 |
・今月は、GAFAM等のIT系ハイテク株は、インフレ懸念による金利政策に株価低迷
・配当王:配当貴族中心の高配当個別株の評価損益は23.05%で高評価
高配当個別株実績
銘柄 | 投資額 | 評価金額 | 損益額 |
KO | 215,820 | 286,014 | 70,194 |
JNJ | 320,713 | 392,417 | 71,704 |
VZ | 215,948 | 230,981 | 15,033 |
XOM | 263,417 | 506,867 | 243,450 |
MMM | 543,463 | 539,369 | -4,094 |
IBM | 360,090 | 410,454 | 50,364 |
KD | 6,346 | 6,346 | |
ABBV | 287,462 | 435,950 | 148,488 |
PG | 189,180 | 228,487 | 39,307 |
MSFT | 419,080 | 419,778 | 698 |
MO | 197,847 | 250,782 | 52,935 |
合計 | 3,013,020 | 3,707,445 | 694,425 |
- 配当王・配当貴族を中心とした高配当個別株に約300万円投資、損益率は23.05%
- 追加投資なし、配当金はVYMに再投資
- エネルギ高騰によりXOMは株高を維持
- 景気回復が遅れて素材系のMMMは低調
高配当個別株の銘柄選定した際のバイブル書を紹介
配当金実績
銘柄 | 税引き後($) | 税引き後(円) |
VZ | 16.08 | 2,090 |
ABBV | 23.28 | 3,026 |
PG | 7.88 | 1,024 |
MO | 23.25 | 3,023 |
合計 | 70.49 | 9,164 |
各高配当個別銘柄は、株価全体が下落基調のなか減配なしで連続増配を継続中
ポートフォリオ
インフレ懸念やエネルギ高騰などによるインフレ懸念の鎮静化が遅れている中、景気に左右されない、むしろ不景気でも安定した株価と配当金を継続実施する投資はシニア向けに参考。
- 全体の構成比率は変動なし:高配当投資約75%
- インデックス投資比率(25%)を抑制による株価変動リスクに強み
- 不景気の中でも安定した株価(トータルリターン15%)と連続増配の配当金
まとめ
今後の投資方針としては、
株価変動の時期ではあるが、従来変更なく「定期積立」と「株価下落時のスポット買い」である。
基本原則】
- 長期保有:途中売らない
- 分散投資
- 積立投資:毎月10万購入
【定期購入】
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):5万円
- VYM:5万円
【スポット購入】
株価10%以上下落時:スポット購入銘柄約5万